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勝手に漫画大賞 2017

2017年に僕が読んだ漫画の中から、上位10作品を選びました。

選考基準

  • 2017年1月1日から2017年12月31日の間に読んだ漫画

それ以外の要素(出版年、巻数など)は問いません。

10位『くーろんず』(全2巻)

あらゆる分野に精通する、思想派女子高生達の本格日常会話(ガールズ・トーク)『くーろんず』、アルパカが在籍する高校での出来事や、突拍子も無いネタをやり繰りする『4コマくーろんず』、他描き下ろしネタを多く収録し、フルカラ―で推参! ネタ本界の夜明けを見逃すな!!

品田遊名義で小説家としても活動しているダ・ヴィンチ・恐山による作品。
商業作品としては珍しく、コミPo!という漫画制作ソフトでつくられているのが特徴です。
日常系漫画のようでいて、随所に織り交ぜられる哲学的なネタやメタなネタは、ダ・ヴィンチ・恐山のなせる技!

9位『外れたみんなの頭のネジ』(既刊4巻)

主人公・七尾ミサキは、住んでいる街のみんなが少しずつ狂っていることに気づきはじめる…。 そんな中、彼女にしか見えない謎の悪魔・べへりんが現れ、徐々に侵食してくる恐怖に迫られていく――。 一体何を信じれば良いのか…。 ホラー界の奇才が紡ぐサイコマッドネス!

ある日を境に狂ってしまった街の人々を描いたホラー作品。
よくあるホラー漫画のようにあからさまに幽霊や怪物などが出てくるのではなく、人間を主体に描いているのが、かえって恐怖心を煽ります。
徐々に明らかになっていく街の謎にも注目です。

8位『徒然チルドレン』(既刊10巻)

WEBで大人気の学園ラブコメディ4コマが待望の単行本化! 「君が好き」って言えない君へ。もどかしくて恥ずかしくて照れくさい思いがたっぷり詰まった話題作! 大幅加筆修正と、描き下ろし新作漫画も掲載し、WEB版とはひと味違ったお楽しみが満載です!!

様々なシチュエーションのラブコメ4コマが詰め込まれた作品。
甘酸っぱい恋愛模様の数々に、思わず胸がキュンとしてしまいます。
こんな青春送りたかった!

7位『ハードボイルド園児 宇宙くん』(既刊5巻)

ハードボイルド園児 宇宙くん 1巻

ハードボイルド園児 宇宙くん 1巻

  • 作者:福星英春
  • 発売日: 2018/06/22
  • メディア: Kindle版

「一体いつからだ…いつからこの国はこんな事になってしまったんだ…」 混濁の世に生を受け、冷めた瞳でこの世を見つめるのは幼稚園児!? キラキラネームという十字架を背負ったリトル・ハードボイルド・ダンディ 今ここに誕生!!LINEマンガ連載ギャグジャンルランキング人気NO.1作品の第1巻がついに発売【LINEコミックス・フルカラー】

ハードボイルドな幼稚園児、宇宙(こすも)くんの日常を描いた作品。
宇宙くんの、幼稚園児離れしつつも幼稚園児ならではといった言動が面白い。
全ページフルカラー収録なのも嬉しいですね。

6位『手品先輩』(既刊4巻)

手品先輩(1) (ヤングマガジンコミックス)

手品先輩(1) (ヤングマガジンコミックス)

  • 作者:アズ
  • 発売日: 2016/08/05
  • メディア: Kindle版

「ボクは出会ってしまった…、カワイイけど“ヘンな”先輩に!」手品好きなのに、アガリ症のせいで失敗率100%の先輩の姿は時にカワイくて、時にちょっとエッチで、目が離せないんです。連載開始以来、各所で話題沸騰の面白くって、いろいろあやうい手品ショートGAGついに単行本化!  文化部系最終兵器ヒロイン、ここに誕生!!

手品好きな先輩との奇術にまみれた日常を描いた作品。
手品に失敗してばかりの先輩が可愛く、時にエッチで、手品とは別のところから目が離せません。
この作品のような年上女子に振り回される系ギャグ漫画には、『だがしかし』『鳥獏先輩なに賭ける?』などがあります。

5位『からかい上手の高木さん』(既刊7巻)

いっつもオレをからかってくる 隣の席の高木さん。 だけど見ていろ、今日こそは必ず 高木さんをからかって 恥ずかしがらせてやる!!

いつもからかってくる高木さんと、からかわれる西片くんのやり取り(イチャイチャ?)を楽しむ作品。
絵柄が藤子・F・不二雄風で、アニメの制作会社が『ドラえもん』のシンエイ動画であるという点において、『となりの関くん』に近いものを感じます。

4位『無能なナナ』(既刊2巻)

絶海の孤島にある学園。そこでは人類の敵に対抗すべく、若き能力者達が訓練に明け暮れていた。そして転校生の主人公も同様に「人類の敵抹殺」を胸に、行動を開始する…。想像をことごとく裏切る、正義と悪の知略サスペンス開幕!!

学園×能力者という、ある種テンプレ的なテーマの作品ですが、他の作品とは大きく異なる点があります。
これ以上はネタバレになるので言えません。
公式の紹介文ですら1話に関する重大なネタバレがあり、タイトルをググっただけでも目についてしまうので、気になる人はとにかく1話を読んでみてください。

3位『鋼の錬金術師』(全27巻)

兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。

『ハガレン』の愛称で親しまれ、今や世界的人気を誇るダークファンタジー作品。
等価交換の概念や国家錬金術士の存在が、錬金術というフィクションにリアリティを与えます。
人の生死という重たいテーマを扱いながらも、時折描かれるコミカルなやり取りに癒されます。

2位『鉄腕アトム』(全18巻)

鉄腕アトム 1

鉄腕アトム 1

  • 作者:手塚治虫
  • 発売日: 2014/04/25
  • メディア: Kindle版

宇宙船に乗って地球へやって来たのは、地球の人々とウリ二つの人たちだった!地球人と宇宙人の間に始った戦争をやめさせるため、ロボットのアトムが大使となったが…!?手塚漫画不朽の名作、第1弾登場!!

漫画の神様・手塚治虫の数ある代表作のうちの一つ。
各エピソードは基本的に独立していて、一つの作品でありながらSF短編集のような趣があります。
60年以上経ってもなお色褪せない物語に、心の中の少年が呼び覚まされます。

大賞『約束のネバーランド』(既刊7巻)

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

僕は、ジャンプ作品の中では『ONE PIECE』のような王道漫画より『DEATH NOTE』のようないわゆる邪道漫画が好きで、この作品はまさにドンピシャでした。
ダークな世界の中で繰り広げられる頭脳戦や、徐々に明らかになっていく世界の謎に胸が躍ります。

おわりに

惜しくもランクインしなかった作品を含め、2017年に僕が読んだ本はブクログで公開しています。